もしコロンブスが現代のクラウドファンディングを使っていたら?

もしコロンブスが現代にいたら、まず何をするだろうか。
きっとクラウドファンディングで「大西洋横断プロジェクト」のページを立ち上げ、世界に向けて発信していたはずだ。
スペイン女王を7年かけて口説いた男のプレゼン力は、現代でも間違いなく通用する。

支援者ゼロでも更新し続ける男

コロンブスは1484年、ポルトガル王への航海計画提案をあっさり一蹴された。
しかし懲りずにスペインへ渡り、イサベル女王への説得を続けること約7年。
やっと資金を手にしたのは1492年だった。
現代ならこのプロセスがまるごとクラファンページになる。
「目標額1億円。大西洋の向こうに新しい世界がある」という一文を添えて、淡々と更新を続けるコロンブスの姿が目に浮かぶ。

航海中も困難は続いた。
「陸が見えない」と不安になった乗組員たちは、引き返すよう強く訴えた。
一方でコロンブスは、ひたすら西へ進み続けた。
現代なら支援者のコメント欄で「詐欺では」「無謀すぎる」と叩かれながらも更新を続ける構図と重なる。

  • 7年間、誰にも信じてもらえなかった計画を諦めなかった
  • 乗組員の反乱寸前の状況でも進み続けた
  • たどり着いた場所が目標と違っても、それを発見と呼んだ

あなたなら、支援者ゼロが続いても更新し続けられるだろうか?

「間違い」を発見に変えた思考法

コロンブスはインドを目指して出発したが、たどり着いたのはアメリカ大陸だった。
さらに驚くべきことに、彼は死ぬまでインドに到達したと信じ続けた。
つまり、これは失敗ではなく信念の強さだ。
クラファンで目標額に届かなくても「これは通過点だ」と言い切れるメンタル。
そのブレなさが、結果として世界を動かした。
なぜなら目標を見失わない限り、どんな結果も発見になるからだ。

「一人が本気になれば、残りは後からついてくる」

7年間、誰にも信じてもらえなかった。
しかし本気で動き続けた結果、女王が動き、乗組員が集まり、歴史が変わった。
そのため「人を動かそう」と考える前に、まず自分が本気になること。
とはいえそれは簡単ではない。
ただ、コロンブスが証明したように、本気の一人は最終的に世界を動かす。

コロンブス自身が書き残した航海の記録を読みたい方には、林屋永吉訳『コロンブス航海誌』(岩波文庫)をおすすめしたい。
7年間の執念の正体が、彼自身の言葉から伝わってくる。

あなたの「7年間」は、まだ続いているだろうか。
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参考文献

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偉人の名言は時代を超えて語り継がれているのに、現代の日常にどう使えるのかがいまいちピンとこない——そんな疑問がこのサイトを始めたきっかけです。「もし現代にいたら?」という視点で具体的なシーンに落とし込むことで、名言の意味がリアルに伝わるんじゃないかと思いました。作っているうちに自分自身の日常の学びにもなっていて、それが続けられている理由でもあります。

記事は史記・吾妻鏡・新選組始末記などの一次史料や信頼できる文献を参照しながら執筆しており、エンタメ性を持たせつつも史実から大きく外れないよう心がけています。

近世
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